この記事に向いてる人
- 仮想通貨でよく聞く流動性ってなに?
- バイナンスの流動性ファーミングがわからない
- どうやって流動性を提供するの?
こんにちは、こうわです。
本記事では、上記の悩みを解決していきます。
この記事を読めば、バイナンスの流動性ファーミングについてしっかり理解できるようになります。
まず、「流動性」はあまり聞きなれない言葉だと思うので、「流動性」から説明していきます。
目次
流動性とは?

仮想通貨では、取引所にコインがあることで、売買することが可能になります。
容易に売買ができることを「流動性が高い」といいます。
つまり、取引所に十分なコインがある状態です。
一方、あるコインを買いたいと思っても、取引所に在庫がなければ買えませんよね。
この状態は「流動性が低い」といえます。
流動性ファーミングは「流動性が低い」を防ぐ
そこで、コインを保有している人が、コインを預けることで売買ができなくなることを防ぎます。
このように、コインを預けて流動性を高めることを「流動性ファーミング」と言います。
コインを預けた人は、お礼に利息がもらえて稼ぐことができます。
では、流動性ファーミングはどうやってするのでしょうか?
バイナンスの流動性ファーミング
世界最大の取引所である「バイナンス」の流動性ファーミングについて解説します。

流動性ファーミングは、上記のように2つの通貨ペアを預けることで報酬がもらえます。
SANTOS/USDTの場合、年利12.52%が報酬。
たとえば、ある人がBTCからETHに交換をすれば、手数料がかかりますよね。
このとき、流動性ファーミングでBTCとETHを預けている人は、手数料分を報酬としてもらえる仕組みです。
また、画像をみてわかるように流動性ファーミングは比較的高利回りです。
しかし、リターンがあればリスクもあります。
バイナンスの流動性ファーミング:リスク
流動性ファーミングは、片方の通貨の価格変動によって損することがあります。
「インパーマネントロス」とも呼ばれます。
たとえば、BTCとETHを流動性ファーミングに預けているとします。
このとき、BTCの価格が200%上がり、ETHの価格が変わらなかったとします。
流動性ファーミングでは、2つの通貨の数を合わせるため、自動的に保有しているBTCを減らしてETHの数が増えます。
そうすると、BTCの値上がりの恩恵を最大限受けることができません。
「流動性ファーミングを行わず、BTCをただ持っていただけの方が価格が上がっていた」ということになります。
流動性ファーミングには計算の難しいリスクがあるので、やるならしっかりと把握してからにしましょう。
ステーブルコインはリスクなし
ステーブルコインとは、米ドルなどの法定通貨と同じ価格になるように設定されています。
ステーブルコインについては、こちらで詳しく解説しています。
ステーブルコイン同士は価格変動がないため、たとえばBUSDとUSDTとの流動性ファーミングでは、低リスクで運用することが可能です。
このように、流動性ファーミングはリスクもありますが、ステーブルコインを複数保有している方にオススメです。
バイナンスの流動性ファーミング:手順
STEP1.バイナンスを開いて、「流動性ファーミング」を選択

STEP2.自分が預けたいペアを選択

今回は例として、IOXT/USDTを選んでみます。
「流動性」を選択。

STEP3.数量を選択
数量を選択後、「流動性を追加」を押して完了です。

必ずペアの通貨を同じ数量預ける必要があります。
補足:バイナンスで仮想通貨を買う方法
バイナンスの購入方法
- 国内取引所で仮想通貨を購入
- バイナンスへ仮想通貨を送金
- 送金した仮想通貨で目的の仮想通貨を購入
また、国内取引所は【GMOコイン】を使うのがオススメです。
なぜなら、GMOコインは仮想通貨の送金手数料が無料だから。
取引所 | 送金手数料 |
---|---|
コインチェック | 0.0005 BTC(=2500円程度)※1BTC=500万円と仮定 |
ビットフライヤー | 0.0004 BTC(=2000円程度) |
GMOコイン | 無料 |
表を見ても分かるようにGMOコインは圧倒的にお得。バイナンスを利用するなら頻繁に送金する必要があるので、早めに口座をつくっておきましょう。
参考記事
その他の流動性ファーミング
バイナンス以外では、DeFi(分散型金融)でも流動性ファーミングができます。
簡単で使いやすいパンケーキスワップをDeFiの例として、軽く解説します。

パンケーキスワップでは、2つのコインを預けることで、LPトークンというものがもらえます。
LPは、Liquidity Provider(流動性提供者)の略です。
LPトークンは、 流動性提供者の証明に用いられます。
受け取ったLPトークンを預けることで、報酬として仮想通貨CAKEをもらうことができます。

一回LPトークンを挟むため紛らわしいですが、バイナンスの流動性ファーミングとやっていることは同じです。
仮想通貨CAKEについては下記記事で詳しく説明しています。
※DeFiはリスクが高いので、十分に気をつけて行いましょう。
まとめ:バイナンスの流動性ファーミングで稼ごう
今回は、バイナンスの流動性ファーミングについて説明しました。
「流動性ファーミング」とは、簡単に仮想通貨の売買ができるように、自分の保有している仮想通貨を預けることでした。
バイナンスのほかに「DeFi」でも流動性ファーミングはできました。
流動性ファーミングを利用する際は、「インパーマネントロス」というリスクがあることは押さえておきましょう。
また、バイナンスを利用するなら、送金手数料が無料の「GMOコイン」を利用するのが良かったです。
「まだGMOコインを使っていなかった」という方は早めに申し込んでおきましょう。